学生時代の作品について
私が洗足学園音楽大学の作曲コース4年次に作曲したヴァイオリンコンチェルト「Nocturne」
バイオリンニストの「筆氏くらら」(ふでうじくらら)さんにバイオリンソロを演奏して下さいました。
この曲は多摩川沿いを夜に自転車で漕いでいた時にイメージが湧いてきた曲です。
夜の多摩川にロイ・リキテンスタイン(アメリカ合衆国の画家1923年10月27日〜1997年9月29日)の「溺れる女」という絵画の中の女が
夜の多摩川に何人もいて、ひしめき合って溺れている空想が浮かび、そのイメージを広げていきました。
また演奏して下さったバイオリンニストの「筆氏くらら」さんの音もイメージして書き上げました。
くららさんは、いつも夜遅くまで学校の練習室でずっと練習してました。
並ならぬ努力をされてきている方です。
練習室の外を通った時いつもくららさんの後ろ姿が見えました。
くららさんがヴァイオリンと深く対話するように、ヴァイオリンと向き合っている後ろ姿を、今でも鮮明に覚えてます。
現在はプロとして演奏活動をされていらっしゃいます。
コロナ禍の中で思うように音楽が出来ない日も続きますが、また大きな舞台で演奏しているくららさんの音を聴ける日を楽しみにしてます。